思わぬ伏兵


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一眼レフでの撮影を再開したときPeak Designの「SLIDE」と「CAPTURE(V2)」をほぼ同時に購入した。

キャプチャーはARCA-SWISS準拠のベースプレートと、それを固定するキャッチャー(キャプチャー・クリップ)からなっていて、クリップはバックパックのショルダーストラップ、あるいは洋服のウェストベルトなど、さまざまなところに固定することができる(固定はV2までは手で締めるタイプだったが現行のV3ではヘックスレンチでも締められるようになったようだ)。


(ここで紹介されているキャプチャー・クリップはバージョン2だが、システムの基本は同じ)

アタッチメントが各種出ていてレンズ、双眼鏡、GO-Proなどをワンタッチで固定もしくは取り外しできる。すごく便利かと言われると疑問符がつくが、アルミパーツがカチッとはまる手応え、固定→取り外しのギミックなど、ギーク心をかき立てるアイテムであることは間違いない。


(画像via Peak Design公式サイト。これはベースプレート、クリップとも大幅に小型軽量化された現行品)

なお、Peak Designのスリングバッグ、メッセンジャーバッグにはサイド部分にクリップを装着するためのベルトがついている。Everyday Sling 10Lにつけるとこんな感じで利用できる。

バッグの外側にかなり重いものを固定するわけで、重量バランス的にはあまりよいとは言えない。カメラをクリップした際には重いものがぶら下がっている感もある。カメラや長玉レンズを固定するなら、バックパックのショルダーストラップ部分で使うのがよさそうだ。

というわけでカメラのレンズを固定するためのアタッチメント「CAPTURE LENS」を入手してみた。マウントはキヤノン、ニコン、ソニー用があるが、ウチのは当然キヤノン用。

ベース/主要部分はハード・プラスチック製で両面にレンズを1本ずつ、合計2本装着可能。マウント部分を上方向に引っ張るとフリーになり、90度ごと、4段階に回転させることができる(左右どちらにも回り90度ごとにロックされる)。レンズ交換の際に便利。

ただしキヤノン用はレンズのリリースボタンを押して左回転で取り外すので(純正マウントがこうなのだから仕方がない)公式ビデオのようにレンズを真上にもってくるとややレンズ取り外しが窮屈だ(右手の場合)。ニコン用マウントは「リリースボタンを押して右回転で取り外し」という流れになるので、ややラクであると思われる。そこで、このような段取りで使うことにした。

1)カメラボディについていたレンズを外す
2)キャプチャー・レンズの空いている側を上にしておき、そこに外したレンズを固定
3)固定したレンズを左に90度回転させ、交換したいレンズを右側にもってくる(レンズ2本は横向きになる)
4)右側レンズのリリースボタンを押してレンズを左に回転させ、マウントから取り外す
5)カメラボディにレンズを装着
6)キャプチャー・レンズに残ったレンズ(左側)を下向きに90度回転させる

慣れるとかなり短時間でレンズ交換できる。カメラバッグを開けなくてもいいし、なによりマウント側のキャップレンズをいちいち外したりつけたりしなくていいのが便利。ギミック優先で実用性はイマイチかと思ったのだが、実際は逆で、意外にもかなり使えるアイテムだった。
(あくまでも自分にとってという話で、こんなもの必要ないよ、という人もけっこういそうな気がするが)

唯一の誤算は加齢で自分の手元がおぼつかなくなってきたこと。先日撮影に行ったときも28-105㎜のレンズをキャプチャー・レンズから外したあと取り落とした(さいわいレンズフードから地面に落ちたのでレンズ本体やマウント部にはほとんど傷はつかなかった)。人間年を取ってくると思わぬところで悩まされる。こればっかりはどうしようもない。