AER TRAVELPACK2が行方不明


昨年後半あたりから始めた仕事の関係で、撮影機材をもって遠くへ行く用事が増えそうな気配となってきた。(並行してDSLR用のレンズ構成も変わりつつあるけれど、そっちの話はまたの機会に)

現地に着いてからは極力Peak DesignEveryday Sling 10Lだけで移動したいので、このバッグがそのまま入り、なおかつ数泊分の荷物が入るバッグがあったほうがいいかもしれない……なんてことを考えているうちにブラックフライデーとクリスマスのセールがやってきたのである。

ウェブサイトを見ると、最近なにかとお世話になっているHuckberryでもセールをやっている。AER TRAVELPACK2が194.98ドル。通常価格(定価)より30ドル以上ディスカウントされているので、これはまあお買い得と言っていいだろう。(日本国内での販売価格は税込み3万9000円弱で、今日のレートで換算すると約360ドル)

 

Huckberryはたしか購入金額200ドルを超えると送料無料になったような気がするが、カートで確認してみたところ送料15ドル足らずだったので、要らないものを無理に注文するよりはと思い、そのまま注文した。

それが12月19日のことで発送完了のメールが届いたのが12月21日。ホリデーシーズンと年末年始を挟むので、届くまでの日数は通常(USPS利用で10日前後)よりも長くなるだろうなと、この時点で思っていた。Shipoutメールのリンクで確認してみると、配送業者はDHLのようである。

確認してみてわかったのだが、DHLのトラッキング・インフォメーションは発送、輸送中のふたつしか情報が表示されないようだ。元来神経質な方ではないので、まあそのうち届くだろうくらいに思っていたら、1月11日になってステータスが今までの”En Route(輸送中)”から情報なし”delayed or missing tracking information(遅延、もしくはトラッキング情報ロスト)”に変わった。

発送から3週間ということは、これは荷物がロストした可能性が高い。というわけでHuckberryのサポートに、その旨メールしてみた。これが11日の夜(日本時間23時過ぎ)。

翌日12日には返答がなく、これは早くて火曜日かなと思っていたところ(Huckberryのサポートは土日休みなので月曜返答だと日本時間で火曜日朝になる)日曜日の朝、メールが届いた。アメリカ西海岸時間では土曜夜、サポート時間外の返信で、ただちに同じ商品を再発送するとのこと。ちなみにHuckberryサポートのメールは、いつも書き出しがHi, thereで始まっていて、かなりカジュアルな感じである。

先ほど発送完了メールが届いたので配送業者をチェックしてみると、今回はUSPSで発送したらしい。リスク回避の基本という気もするが(同じDHLで発送してロストしたら、単なるマヌケといわれても反論しにくい)なかなか気が利いていてよいと思う。いわゆる海外通販で荷物がロストしたのは今回が初めてだが、Huckberryの対応は非常に満足できるものだった。

輸送を担当したDHLにも問い合わせしてみた。当初問い合わせしたDHLエクスプレスからは「グローバルメールサービスが担当なので、そちらに問い合わせてください」という返答があり、DHL ePacket eCommerceという関係会社に再度問い合わせ。メールフォームから送信したのが12日の土曜日で、サポートは土日休み。週明け2日目に入ったが、今のところサポートからの返答はない。

(追記)先ほどDHL ePacket eCommerceから返答あり、「お客様から頂いた追跡番号はシステムから削除されました。もしくは他の番号に変更された可能性がございます。お客様の追跡番号について、送り主/オンライン小売業者までお問い合わせください」という、きわめてビジネスライクな対応だった。

配送中のパーセル・ロストは追跡しない、再発送は発送元に頼み賠償は保険で、というのが基本方針なのだろう。Amazonなどもこのやり方だが、一点モノなど怖くて送れないなあというのが個人的な感想である。