マキシマム・キャリーオン・サイズの解釈あれこれ


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たしか春頃だったと思うが、Peak Designからアンケートメールが送られてきたことがある。今持っている製品についての意見(よいところ/悪いところ)、これから作ってほしい製品は何かなど、けっこう色々な項目があり、全部答えるのに30分以上かかった。アンケートに答えたリワードは20%ディスカウントのクーポンコードで、こういうのはなかなかいいやり方であると思う。これから作ってほしい製品は何か、という質問には「トラベルバッグ」と答えておいた。

おそらく同じような意見の人がかなりいたのだろう。Peak Designがあらたにリリースしたのは「THE TRAVEL LINE」と名付けられたトラベルバッグシリーズだった。

例によってKickstarterのプロジェクトだが、8月14日現在、すでに到達額の4倍近い金額が集まっている。各種ポーチやカメラキューブなどもラインナップされていて、アクセサリーの出来はかなりよさそうだ。トラベルバックパック単体のKickstarterキャンペーン価格は235ドル、市販予定価格は300ドル。

(Peak Designによる商品解説ビデオ)

マキシマム・キャリーオン・サイズ、45リットルと表記されているが、これはちょっと誤解を招く可能性がある。外寸は高さが56㎝(22インチ)、幅が33㎝(13インチ)、奥行きが23㎝(9インチ)。この状態での容量は35リットル。バッグ上側をコンプレスした状態が容量30リットル、エキスパンション・ジッパーで拡張した場合は45リットルだが、この場合奥行きは11インチとなり、アメリカ国内の機内持ち込みサイズを2インチほどオーバーする。(奥行きは9インチという航空会社が多いのである)

問題はヨーロッパ内で航空便を利用するときで、彼の地では高さ21インチ、もしくは21.5インチあたりがリミットというケースが多い。実際にはサイズ内でも持ち込みを拒否されることもあるようで(LCCが多いらしい)アメリカ国内は問題ないが、ヨーロッパで使うにはちょっと不安が残るサイズ設定だ。

そのあたりをクリアする新製品はないのかと調べてみたところ、HeimplanetのTRANSIT LINEにTravel Packというのがあった。これも現在Kickstarterでキャンペーン展開中。

こちらのバックパックは高さ53㎝(21インチ)、幅34㎝(13インチ)、奥行き19㎝(7インチ)で欧州航空会社の機内持ち込みサイズと比較しても若干余裕のあるサイズ設定となっている。Heimplanet(ハイムプラネット)はドイツの会社なので現地の機内持ち込みサイズを意識したのだろう。容量は34リットルで、外観はちょっとMinaal Carry-on2.0を思わせるところがある。

バッグ自体の重量も1.66㎏と、Peak Design(2.05㎏)より軽い。Kickstarterのキャンペーン価格は183ドル、予定される定価は250ドルで、価格面でもハイムプラネットの方がややリーズナブルだ。

(Pack Hackerトムによるレビュービデオ)

個人的な感想を書いておくとPeak Designのバックパックはサイズオーバー(欧州を行き先とする旅行の方が圧倒的に多いため)、Heimplanetのバックパックはデザインが今ひとつという印象を受ける。ただし、どちらもよくできた製品であることは間違いない。使用目的とデザインの好みが合えば、どちらを選んでもソリッド・チョイス(間違いのない選択)ということになるのではないだろうか。