思考実験はつづく


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機内持ち込みできるバッグひとつで旅をする。このスタイルを広めたのはチェイス・リーヴスによればリック・スティーヴスであるという。ターンテーブルで荷物が出てくるのを待たなくていい、バゲッジロストがないなど、プラクティカルなメリットも多いが「もっていく荷物をいかに少なくするか」というライフスタイル、ちょっと大げさに言えば哲学的命題と向き合えるのも、こうしたスタイルの面白さのようだ。

個人的にはワンバッグ・トラベルに憧れるものの、実際的な視点から見てどうかと言われれば二の足を踏む部分も多い。おもな理由は近年厳しくなりつつある重量制限。

Carry On Luggage Size Chart: 170+ Airlines

サイズは20-22×14×9インチ、これはまだいいとして重さは厳しめの航空会社で5-7kg、通常キャリアで8-10kgといったところが多い。KLMなどヨーロッパの航空会社で12kgまでOKというところもあるが、あくまで例外と思っておいたほうがいいだろう。

バッグは30-45L程度の容量で機内持ち込み対応のものがあちこちから出ている。アメリカ国内の基準は長辺22インチ、ヨーロッパは同20-21インチくらいがリミットであることが多く、後者は「International Carry on Size」などと称して売られている。重さは軽いもので1kg前後、重いものだと3kgを超える。

昨年秋に利用したスイスエアの場合、機内持ち込み重量は8kgまで。となるとバッグを除いた荷物の重量は(使うバッグによるが)4-7kg以内に収めなければならない。ラップトップPC、一眼レフ、レンズ2本を持ち運ぶとなると、重量制限内で収まるかはけっこう微妙なところだと思う。

というわけで個人的には容量30Lくらいの4輪スピナーを預け入れ荷物にして25-30Lくらいのバッグを機内持ち込みにする、というのが最善の選択であるように思える。以前はスーツケースのハンドルに通して持ち運べるボストンバッグを使っていたのだが、スタックした状態で持ち運ぶと段差で引っかかったり、ふらついたりして(重いため)今ひとつ使い勝手がよくない。機内持ち込みはスリングかメッセンジャーバッグ、もしくはバックパック。スーツケースには何も載せずに引っ張るというのが一番機動性が高そうである。(小さめのスーツケースであれば、いざとなれば手で持って運ぶこともできる)

機内持ち込みに関しては、荷物が重くなればなるほどバックパックがラク。スリングバッグやメッセンジャー、2ウェイトートなどは片方の肩に重量がかかって持ち運びがつらいのである。

というわけで25-30Lくらいのバックパックを探していたのだが、これまたピンとくるものがなかなかない。

先日スリングバッグを入手したpeak designからはEveryday Backpackという製品が出ているが、スリングバッグを使ってみた印象では各部のつくりがほんの少しミニマルすぎ、使い勝手もタイトすぎるように感じた。バックパックも基本その路線なのだろうなと思うと、ちょっと食指が動かない。(Everyday Slingのレビューはそのうちアップする予定) かといってIncaseやAerも、自分の趣味とは合わない。(どうでもいいがAerのデザイナーは元Incaseにいた人のようである)

USのセレクトショップサイトなどを見ているうちに、これならいいかもと思えるバッグがいくつか見つかった。ひとつめはStandard PacificのField Rucksack。

容量も機能も申し分ないのだが、個人的にはデザインがちょっとやりすぎ(Over Kill)かなと思わなくもない。

もうひとつはBoundaryのPrima System。

一眼レフと交換レンズ数本を入れる専用バッグがビルトインされていて、容量も30Lまで拡張可能。各部ストラップのラッチがマグネットになっていて、これもなかなか魅力的だ。カラーはブラウン、ブラック、グレーの3色から選べる。キックスターターのウェブサイトを見ると、国際発送はインドのDHLを使っているらしい。

このバッグに関してはBo Ismonoによる発売前レビューもあった。(レビューに使ったのは発売前のプロトタイプであるようだ)

気になるのはカメラを収納するバルジ・ケースがメインコンパートメントの中央にマウントされてしまうこと。パッド入りのケースなどを別途使う手もあるが、そうなるとせっかくのPrima Systemの意味がない。

というわけで思考実験はまだまだつづくのである。

(追記)
Prima Sytemの問題はもうひとつあって、それはカメラを収納するコンパートメントが右側にあることだった。(左のショルダーストラップを外して右肩でバックパックを支えつつ、機材の出し入れをしなければならない。右利きの人にとってはやや窮屈である)

ところが現在市販されているバージョンは右にドリンクホルダー、左側にコンパートメントがあるようだ。


(今年1/3にアップロードされたUnboxレビュー)

マグネットラッチのギミックを気に入っているので、今のところバックパックの第一候補はPrima Systemということになりそうだ。