トラベル用レンズの最適解?


写真撮影は長いことしていなかったのだが、思うところあって2017年初めにDSLR(デジタル一眼レフ)を入手した。機種はCANON 6D。レンズはフィルム時代にキットレンズとしてEOS 5についてきたEF28-105mm F3.5-4.5 USM、6Dと一緒に中古で購入したEF24mm F2.8 IS USMの2本。なぜ24mmにしたのかなど、一連の経緯については前にも書いた。

ストリート・フォト用レンズ考

普段は28-105mmを使い、もうちょっと引きがほしいときや暗いときなどに手ぶれ補正機能のついた24mmを使っていた。24mmはF2.8で大して明るくはないが、単焦点ならではのシャープな写り。とはいえ比較しているのが’90年代のレンズなので、比較対象の画質が悪いのだと言われれば、そうかもしれない。

2本のレンズはPeak DesignのCAPTURE CAMERA CLIPでつけ替えていた。

さっとレンズ交換できて、案外便利。すると思っていたよりもレンズをつけ替えることが多くなった。24㎜もあるんだよなと思うと、28㎜の「引き」が物足りなく感じられてしまうのだ。すると皮肉なことに、今度はレンズ交換が面倒に感じられてくる。なかなかうまくいかないもんである。

24㎜と28−105㎜を1本のレンズでまかなうということになれば、当然24ー105㎜あたりが候補になってくる。CANONだとEF24-105 ㎜ F4L IS USM、もしくは後継機であるEF24-105㎜ F4L IS II USMあたり。このレンズ1本で用が足りるので、旅行用レンズとしてもよさそうだ。

https://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard-zoom/ef24-105-f4l/index.html
(EF24-105 F4L IS USMの製品ページ)

トラベル用に1本だけレンズをもっていくとしたら何がいいか、という話題は誰もが悩む問題のようで、YouTubeにもいろいろ動画が上がっている。

この動画ではEF24-70mm F2.8L USMが最適解だと紹介されている。明るさ、画質、レンズのサイズなど考えると、たしかにそうだなと思うものの、個人的には24−70㎜だと望遠側がちょっと物足りない。その点EF24-105㎜ F4L IS USMなら105㎜まで寄れる。いわゆる「F4通し」なので使いやすいし、明るさが足りなければISOを上げれば済む(そのために高感度でノイズの少ない6Dを使っているのだ)。一応、手ぶれ補正機能もついている。

EF24-105㎜ F4L IS USMとEF24-105㎜ F4L IS II USMの比較ではどうか。サイズは旧型の方がやや小さく、中古価格も旧型の方がこなれている。というわけでEF24mm F2.8 IS USMを売ってEF24-105 F4L IS USMを入手。


(EF28-105mm F3.5-4.5 USMで撮影)

それほど枚数を撮っているわけではないが、今のところ明るさはF4Lでもまったく問題なく、描写もなかなかよいと思う。「歩留まりのいいレンズ」というのが今のところの感想である。唯一の欠点は大きくて重いこと。


(jpg無加工。Lレンズも6Dも防塵防滴仕様なので悪天候でも使いやすい)

同じような理由で、いま望遠ズームを買い足すとすればEF70-200㎜ F4L IS USMということになるだろう。F2.8Lはフイルム時代にも使っていて画質のよさは知っているものの、あの大きさ&重さを持ち運ぶのは、ちょっとつらいのである。

(追記)単焦点を2〜3本という選択肢もあるが、CANONの現行モデルには適当な標準レンズがない(とくに50㎜)。画質で選ぶならLレンズだが、そうなると価格が非常に高くなってしまう。ちなみに35㎜、50㎜、135㎜で揃えると定価60万円超。というわけで、現状もっとも現実的な最適解は「EF24-105㎜ F4L IS USMの重さに慣れる」だろう。