本気の若者たちが世の中を変えていく


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FOXニュースの右派コメンテーター、ローラ・イングラムがデヴィッド・ホッグを揶揄するTweetをした結果、番組スポンサーのうち半分が降板、謝罪Tweetのあとイングラムは番組を休むことになった。一週間の休暇という報道を見た気がするが、批判が収まらなければ「休暇」はさらに伸びるだろう。


(このTweetの映像によるとFOXはイングラムを支持するとのこと。休暇の名目はイースターを家族と過ごすことなのでイングラムはSNSの更新などは続けている)


(イングラムから謝罪を受けたあとのデヴィッド・ホッグのコメント。CNNによるインタビュー)

デヴィッド・ホッグはフロリダ州パークランド銃撃事件のサバイバーだが、スピーチが上手すぎるために「雇われた役者だ」などの誹謗中傷を受けている。彼のイングラムの謝罪に対する批評は冷静かつ的確だ。と同時に彼の呼びかけに応じて15以上のスポンサーが降板したという事実にも勇気づけられる。

といってもアメリカのスポンサーがみな正義の味方というわけではなくて、本音の部分ではメディアやSNSからの批判、市民の不買運動を恐れてのことだろう。その意味でも「物言う消費者」であることは大切なのだが、日本ではそういう意識はまだまだ希薄であるように思われる。不買運動に関しては「そこまでしなくても」「毎回買うときにメーカーを意識していられない」「つくってる人に罪はないんだし、あれはうまいから」みたいな人が多いのではないだろうか。

一方で上のYouTube動画のコメント欄でも揶揄する人が多くいて、いまのアメリカが陥っている闇を見る思いがする。彼と同じように注目を集めている高校生のひとりにエマ・ゴンザレスがいるが、彼女に対する中傷もすさまじい。それは彼女が女性であること、キューバ系であることなどが大きく影響しているように思う。


(射撃用の標的を破いている元画像=左がアメリカ合衆国憲法を破り捨てている画像=右に加工され、有名人アカウントなどを通じて拡散された)

「March for Our Lives」でのスピーチを見たが、涙を流しながら無言でステージに立ち続ける姿が印象的だった。沈黙は彼女の持ち時間のうち6分20秒が経過するまでつづく。6分20秒とは銃撃事件がおこなわれた時間で、その間に17人の命が奪われた。


(この動画に対するコメントも誹謗中傷がかなり多い)

彼らが右派から揶揄されるのは、それだけ影響力があるからだろう。ワシントンでのデヴィッド・ホッグのスピーチもじつに雄弁で「No More」というシンプルなフレーズを何度もたたみかけていくものだった。


(アメリカの高校生たちはスピーチ原稿をメモパッドに手書きで書く人が多いようだ。携帯にメモしないところが興味深い)

1月30日に行われた一般教書演説に対するジョー・ケネディⅢの反対演説にも、ものすごいプレゼンスがあった。彼もまた本気なのだ。

スピーチの後半でスペイン語で語りかける部分がある。ジョー・ケネディは「あなたたちは私たちアメリカの歴史の一部だ。私たちはあなたたちのために闘う。決して見捨てたりはしない」と言うのだが、これはメキシコからの移民やヒスパニック系市民に向けられたものだ。これには思わず唸らされた。政治の本質は権力闘争なのかもしれないが、掲げるべき理想があるのはいいことだと思う。

昨日はトランプがメキシコ国境に軍隊(州兵だそうだ)を配備するというろくでもないニュースをやっていた。ファクトチェックの結果、トランプが喋る内容のうち嘘は月あたり換算で100にのぼる、というニュースも見た。日本だってアメリカのことを笑って見ていられるような状況ではない。むしろ司法やメディアが機能していないという意味では、日本の方がはるかに深刻だと言うべきだろう。

アジアでも香港の雨傘革命があり、台湾の政権交代があり、韓国では朴槿恵大統領の弾劾と文在寅の大統領就任があった。朝鮮半島の南北融和と米中朝韓の4ヵ国対話が進むなか、日本は孤立しつつある。