トラベル・ダッフルバッグという方法


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ヨーロッパの古い街(市街地ほとんど石畳)や東南アジア(坂が多かったり舗装路がないところ)ではローラーバッグ(2輪、4輪のスーツケース)を持っていくと往生することが多い。

イタリアのシエナではバスターミナルから旧市街地まで10分程度歩く必要があるが、この間、すべて石畳だった。タクシーを利用することもできるが、宿泊先が市街中心部にあるのなら乗車時間はおそらく5分未満。タクシーに乗る価値があるか、けっこう微妙なところだ。

市内バスもあるにはあるのだが、たしか乗り場は長距離バスのターミナルとは別の場所だった。そこまで歩いていってバスを待つのなら、そのまま市街地に向かって歩いていった方が話が早い。

こういった場所ではローラーバッグは機内持ち込みサイズ(30Lくらい)までで、残りの荷物はショルダーバッグ、もしくはバックパックというのがよいと思う。この組み合わせなら両手がフリーになるので石畳の坂道や階段付きの橋があっても支障が少ないと思われる。(機内持ち込みサイズ程度なら極端に重くなることはないだろうし)

と思ってトラベルバックパックの検討をしてみたのだが、これといった結論は出なかった。

バックパック嫌いのバックパック選び

機能性だけを考えればアウトドア専業メーカーがよいのだが、デザインが好みではないのとヒップベルトが取り外し/収納できないものが多い。持ち運ぶのは空港、市街地がメインなので、そこまで本格的でなくてもいいのだ。となると残りはKickstarter系のテックバッグということになるが、これまた「帯に短したすきに長し」状態なんである。

TortugaのOutbreaker 35Lはショルダーストラップが収納できず、サイドハンドルがない。最近発売されたばかりのSetoutはアフォーダブル(本体199ドル)だが、いかにも大きすぎる。ネットにまだレビューが上がっていないところをみると(Unboxingのビデオすらない)あまり売れていないのかもしれない。

Minaal 2.0はオーガナイザーが少ない+送料込みで349ドルと価格が無意味に高すぎる。Aerはコンプレッションストラップが4本もあってメインコンパートメントの開け閉めが面倒&デザインいまいち、といった具合。

ちなみに要求条件はこんな感じである。

1.容量40L前後
2.ヒップストラップが取り外し可能、もしくは収納可能
3.ショルダーストラップが収納可能
4.テックオーガナイザーがある
5.できれば一眼カメラ収納にも対応していること

いろいろ見ていくとダッフルバッグタイプのものが条件に合いそうだということがわかってきた。たとえばNomatic。

ヒップベルトとランドリーバッグがセットになったバンドルは公式ウェブサイトで現在169.96ドルで販売されている。通常価格は220ドルで、11/30現在表示されているのはホリデーセールのスペシャルプライスなのだろう。実際に購入する際にはバッグ本体に加えて送料もかかると思われる。海外発送対応。

不満があるとすれば、バックパックの背中が当たる部分にパッドなどが一切ないという点だろうか。夏期や東南アジアなど高温多湿な場所で背負って歩くのはけっこう大変そうだ。もうひとつはデザインがいまひとつだという点。完全に好みの問題なのだが、どうも見た目がピタッとこない。incaseにも同様のダッフル/バックパック兼用タイプがあるが、同じような印象をもった。

https://www.incase.com/products/travel/duffel-bags/tracto-split-duffel-40-diamond-wire
(あえて選ぶならこのダイヤモンドワイヤだが、現状売り切れ)

なかなかうまくいかないものだなあ、と思っていたらKickstarterでこんなのがあった。

WANRD(ワンダード)といい、PRVK(プロヴォーク)というカメラバッグで知られるようになったブランドだ。ロールトップのPRVKは好みではないが、これからリリースされるダッフルはなかなかよさそうである。ラインナップは3種類あるが、目的に合っていそうなのはトラベル用に作られたAccess。容量45L。

Kickstarterのページを見ると、Super Early Bird(超早割)の195ドルというのはすでに終了しており、早期割引の208ドル、Kickstarter価格の220ドルで購入可能。定価は260ドルになる予定だとある。今のところ発送は12月第2週。

もうひとつの手は来年のブラックフライデー/サイバーマンデーのセールを待つという方法。20%オフくらいになれば送料込み(アジアへの海外発送は50ドルのフラットレートというメーカーが多い)で300ドル以内に収まるだろう。なんとも気の長い話だが、どのみち今すぐ必要なものではないのだから一向に構わない。一種の思考実験みたいなものである。(それまでにレビューもいろいろと出ることだろうし)

こいつの欠点はバッグ本体の重量がやや重いことで、この点ではMinaalの方が優れている。Minaalはオーガナイザーは豊富ではないものの十分ではある。容量は35Lと控えめだがカメラ機材を別のバッグに分けて持てば(ロングレンズを持ち歩かないので10L程度のサブバッグに十分収まる)ワンバッグ・トラベルというスタイルは損なわれるものの、機内持ち込みだけで旅することはできる。Minaalの場合、ネックはやはり価格ということになりそうだ。